Script!3D Shareware Edition 1.01 で
楕円な球体の一部を作図する命令を追加しました。

EGGP1 は、角度的に部分を形成させようというパターンです。
EGGPX、EGGPY、EGGPZ は、楕円球を輪切りのような感じで作成しており、X軸方向の長さ・Y軸方向の長さ・Z軸方向の長さを指定して、マイナス側の部分を平行にカットしようというものです。

以下、EGGPZ を利用して、カットした楕円球を9個並べてみる例です。
繰り返しを使えばいくらでも描けますが、ここでは、ベタに、9回作図命令を発行してます。(そのほうが分かり易いと思いますので)
// テスト:EGGPZ

#VAR
 c = 70   ;*線色
 rx = 100 ;*X軸半径[mm]
 ry = 120 ;*Y軸半径[mm]
 rz = 150 ;*Z軸半径[mm]
 l = 150 ;*端点から残す長さ[mm]
 a1 = 0 ;*Z-X平面上の開始角度[°]
 a2 = 0 ;*Z-X平面上の終了角度[°]
 i
 an1
 an2
 w1

#DRAW
 CAL an1 = a1/180*PI
 CAL an2 = a2/180*PI

 BAKMATR

 PEN c
 EGGPZ i,SetArcSep, rx,ry,rz,l,an1,an2, 1,0,0,0, 0

 CAL w1 = rx*2 + rx*0.1
 MATRIXL w1,0,0
 EGGPZ i,SetArcSep, rx,ry,rz,l,an1,an2, 1,0,0,0, 0

 CAL w1 = rx*2 + rx*0.1
 MATRIXL w1,0,0
 EGGPZ i,SetArcSep, rx,ry,rz,l,an1,an2, 1,0,0,0, 0

 RESMATR
 CAL w1 = ry*2 + ry*0.1
 MATRIXL 0,w1,0
 EGGPZ i,SetArcSep, rx,ry,rz,l,an1,an2, 1,0,0,0, 0

 CAL w1 = rx*2 + rx*0.1
 MATRIXL w1,0,0
 EGGPZ i,SetArcSep, rx,ry,rz,l,an1,an2, 1,0,0,0, 0

 CAL w1 = rx*2 + rx*0.1
 MATRIXL w1,0,0
 EGGPZ i,SetArcSep, rx,ry,rz,l,an1,an2, 1,0,0,0, 0

 RESMATR
 CAL w1 = ry*4 + ry*0.2
 MATRIXL 0,w1,0
 EGGPZ i,SetArcSep, rx,ry,rz,l,an1,an2, 1,0,0,0, 0

 CAL w1 = rx*2 + rx*0.1
 MATRIXL w1,0,0
 EGGPZ i,SetArcSep, rx,ry,rz,l,an1,an2, 1,0,0,0, 0

 CAL w1 = rx*2 + rx*0.1
 MATRIXL w1,0,0
 EGGPZ i,SetArcSep, rx,ry,rz,l,an1,an2, 1,0,0,0, 0

これを実行すると、こんな感じです。
scr20080511a
今回は、ここから DXFファイルを保存し、3D-CGソフトである「CARRARA 4」で開き、取りあえずそのままレンダリングしてみました。
scr20080511b
(ドラフト/グローシェーディング)

scr20080511c
(ノンフォトリアリスティック)

scr20080511d
(フォトリアリスティック)

640×480で、各パラメータは初期値同様です。特別、レイトレーシングの処理は行ってません。曲線の分割数は24ですので少し粗いかも。Athlon-760・GeForceMX2程度の古いパソコンですが、この程度ならデータ容量も少ないのでそれぞれ1秒位です。解像度を上げたりレイトレーシングしたり色々やると遅くなりますけれど。

ちなみに CARRARA は現在「5」になってます。
(余りに使ってないんでバージョンアップしてません)
http://www.carrara.jp/