Jw_cad作者さんのサイトの掲示板での発言
皆さんお騒がせしてごめん、そしてありがとう。

 以下の様に理解しました。
私が行おうとしているのは、cadに対して見かけ上の寸法値を自動表示しなさいということで、cadではあり得ないことを期待していました。

 寸法図形解除というのは、
元の図形線が持っている寸法値そのものをフリーにするのではなく、表示した寸法値を見かけ上の寸法値として編集可能にするための機能。

 従って、倍率複写した線を元図の寸法値と見かけ上同じ値にするには、寸図解後、各線の寸法値を手書きで編集することになる。

表現が今一ですが、この解釈で良いでしょうか。
解釈以前に、何を言っているのか、ワケがわからないよw

「見かけ上」=見たまま、外観、って事で
見かけ上の寸法値、というのは
 その図形の見たままの寸法値=その図形の寸法値そのもの
 例えば 10mm×10mmの矩形を倍にして 20mm×20mmに
 したとしたら、見かけ上の寸法値は、そのままの値、
 つまり、20mm×20mm となる

「見かけ上」=実際には見たままとは限らない、というニュアンスならば、テキトー(いい加減)な内容を表示するのか、それとも、CAD操者の脳内を自動スキャンして表示するのか、それとも、人工知能で適当だと推定される内容を表示するのか、、、まぁ「あり得ない」事は無いが、そんなCADシステムを使いたいと思う人は稀だろう。自分が脳内で想像したモノが CADシステム上でそのまんまその通りに具現化されると、それはそれで面白いとは思うが、仕事にならないだろう。ビルの設計をしてる途中でコーヒー飲んだら、CAD上でビルの上にドデカいコーヒーカップが描画されたりして。それはそれで笑えるが。

自身で「自動表示」と言っているんだから
 寸法値は図形に合わせて「自動的」に変化し、
 10mm×10mmを倍にしたら 20mm×20mm となった方が良い

その自動寸法の機能が「cadではあり得ない」って意味は不明。遥か昔のソフトなら寸法値も普通の文字データとして扱っていたりして、自動的に変化してくれなかった、っていうのはある。しかし文字に「寸法属性」が付いて、この文字は普通の文字ではなく寸法値だよ、という事で識別して、拡大縮小時に文字内容を変化させる、というCADソフトが出た。しかしそれでも不都合があるので、寸法図形データという新しいデータ形式が追加された。AutoCAD でいえば、GX3→GX5 での大きな変革だった。詳しく調べていないが 1985年だろうか?(GX5で3D座標になったが、Autodesk社の動画では「AutoCAD3D=1985年」とあるので)今から36年前の話。
JW_CAD(DOS版)でも 寸法図形データというのは無かったが、Jw_cad (Windows版) では Ver.1.10 から存在する。

但し、製図でもあるように、寸法線の寸法値に「A」「B」等の文字を描いておき別表で A値は〜、B値は〜、という記述法はあるし、参考寸法や理論寸法を記述する場合もあるから、自動的にそのままの値が表示されず、意図した内容で記述できるように、という機能もCADには存在する。例えば AutoCAD であればオブジェクトプロパティで寸法値の欄に、その描きたい文字を入力すれば良い。Jw_cad にその機能は無いため、寸法図形を解除し、古来の、線データ+文字データ、という状態にして文字データの文字内容を編集する。


別の発言で、体積や面積等を計算して云々、という事を書かれているが、図形を作図し拡大縮小して寸法値はいい加減な内容になっている状態であれば、CAD上で面積測定をしてもそれは 想定している値での計算では無いから想定外な値になるし、そこから体積を計算しても同じく想定外の値になるので、CAD上での評価は全く不可能で、見たままの ただの絵と文字、そして脳内での計算&結果、になる訳だから、パソコンやCADを使うまでもなく、紙と鉛筆を使う事でも良い訳で、一体、何のために「CAD」を使うのだろう?とは思う。

所謂「脳トレ」であれば、それ用のソフトは幾らでもあるし、キーボードを叩くよりは、鉛筆やペンで絵や文字を描く方が遥かに「脳トレ」になると思う。パソコンを使っているとよく実感するんだけれども、ペンで文字を描くとどんどん下手になっているな、と思うし、漢字が思い出せなかったりする。目も悪くなるし、肩もこる。
電子化してペーパーレス、とか言っても、どこにデータを保存したのか忘れると問題だし、間違ってデータ消してしまう事もあるし、バックアップしてもどのディスクに入れたのか分からなくなる等も有り得るし、ハードディスクやパソコン自体が壊れるとお手上げだったり。

「CAD」を使うのなら、せめて、CADの機能をもっと有効且つ便利に利用した方が良いと思う。まぁ、ソフトをどう使おうが、使う人間の自由であるが。