Jw_cad で SXFファイルを開くと
SXFファイル内の部分図はブロック図形として変換され
部分図の尺度は、ブロック図形の倍率として反映されます

通常、
倍率の掛かったブロック図形内の寸法値は
ブロック図形を外から見ている場合
寸法値にその倍率が掛かった値になりますが
ブロック編集をすると
寸法値は倍率が掛かっていない元の値で表示されます

しかし
SXFファイルを開いて表示される部分図内の寸法図形の寸法値は
ブロック図形を外から見ても ブロック編集内でも
寸法値は同じ値になっています

これはなぜなのだろう?
ブロック図形が「部分図」である場合の特例なのだろうか?
と思ってましたが、そうではありませんでした
SXFファイルを開いた際に変換された寸法図形は
SXF対応拡張寸法図形となり、その場合には、
ブロック外からでもブロック編集内でも 寸法値は変わらない
という特例条項があるようです
(その部分図内で、Jw_cad で 新たに寸法図形を作図すると
 ブロック編集を終了するとその寸法値は倍率が掛かって表示される)

Jw_cad で SXFファイルを見るだけ(作図編集しない)というのなら別段構わないかもしれませんが、SXFファイルを開いて作図編集し、部分図内での作業をする、となると、基本的に、寸法図形での作図は不可、という事になります。
(※Jw_cad では「SXF対応拡張寸法図形」での作図は出来ません 外部変形でも無理です)

こういった仕様であれば
Jw_cad の昔の仕様(部分図はブロック図形ではなくレイヤグループに展開)の方が良かった、という事で、Jw_cad 旧バージョンがいつまでも利用され続ける、という事になる、あるいは、SXFファイルを開いた後、すぐに、部分図ブロックを分解してしまう、通常の複合図形ブロックも分解してしまう、それから作業を行う、という風に ならざるを得ない
みたいなー

レイヤグループに展開すると、利用出来るレイヤの数も減ってしまうので、そのデメリットってのも大きいかもしれませんけれども・・・最低限、部分図ブロックであれば、通常の寸法図形でも SXF対応拡張寸法図形と同じ挙動をする、という風になってくれていれば・・・と思ってしまいます
この辺り、作者氏がどう思われているのか良く分かりませんが・・・