ソフトウェアの仕様書は、一般的に、
ソフトウェアを作成するにあたって
どういう動作環境で
どのような内容の事を
どのようなインターフェイス、アルゴリズム、データ等で
どのように入力・処理・出力するのかを
明確に記述したもので
それによって、作成するまでの工程・工数・費用算出・見積書作成を行い、システム構築を行うかどうかの決定をする(予算、納期等を含む)というもので、仕様書はSE(システムエンジニア)等が顧客と協議の上で作成するが、顧客から後から仕様追加・変更が為される場合も多く、その際には別途料金・納期延長となっていくのが通例
JW_CAD(DOS版) の場合は、もともとは 作者氏が、作者自身のために作成したものであるから、明確な仕様書というのは存在しないかもしれない が それ以前に使用していたCADソフトと同じような画面・操作・内容は出来るように、プラスアルファで こういう事がしたい、というのはあったであろう 作成したものをネット上にアップし、それを使ったユーザーからの意見を参考にして、仕様や機能の追加変更を行っていき、Ver.2.22H で完結
Jw_cad(Windows版)の場合は、DOSからWindowsへの移行が本格化し、作者氏もWindows版を作成しようという気持ちになって、おそらくは、同じものを作っても仕方が無いので新しい物にしたい、という意味合いで、新しい画面・新しいインターフェイスで、旧来の JW_CAD にプラスアルファの仕様と機能を、という事で開発スタートされたのであろう
「Jw_cad for Windows 徹底解説リファレンス編」という書籍では、「JW_CADの特徴 〜DOS版からWindows版へ」という最初のくだりでは
・マウスの左右ボタンの使い分け
・ドラッグ操作とクロックメニュー
・ズーム操作
・パラメトリックな建具オプション
・包絡処理
・線記号変形
・日影図
・2.5D
・外部変形
・画像ファイルの表示
という項目がピックアップされています
また、「Jw_cad for Windows 徹底解説(操作解説編)2012-2013」という書籍では、Ver.7.11 のCD-ROMが添付されていて、冒頭の「Jw_cadの新機能と特徴」という章では
1.SPEEDフォーマットデータの読み込み
2.DXFファイル書き出し時に3DSフォーマットデータも同時書き出し
3.画像ファイルの表示
4.日影図
5.天空図
6.図面情報のコピーと起動オプション・タグジャンプでの利用
7.2.5D
8.ブロック編集とブロックツリー
9.画面ズーム操作
10.マウスの左右ボタンの使い分け
11.クロックメニュー
12.包絡処理
13.パラメトリックな建具コマンド
14.線記号変形
15.外部変形
16.SXF対応
という項目がピックアップされています
Ver.8 では、ヘルプにて
現行、Ver.8.25a ですが
「Jw_win.txt」より
「Windows95, 98, Me/ NT4.0, 2000, XP, Vista」
とは大きく変わっています
「Windows 8, 10 ,11」とありますが
Windows Vista、7、8.1 でも動作しています
動作PCは、日本・日本語環境である必要があります
Jw_cad は 32bitアプリケーションであり、64bitアプリケーションではありません
そのため、PCにメモリ16GBを入れていたとしても、Jw_cadで扱えるメモリは最大 3.2GBとなります
それでは Jw_cad のデータ仕様について見ていきましょう
https://www.jwcad.net/jwdatafmt.txt
文字コード:ANSI(ShiftJIS)
すべてにおいて Unicode文字は使えません
図面用紙サイズ
A0〜A4、2A、3A、4A、5A、10m、50m、100m
縦向き無し ユーザー任意指定無し
データ種別
直線
円弧(全円、楕円、楕円弧、含む)
点(仮点、点マーカ含む)
文字(画像参照文字列により画像表示も可)
※フォントは TrueType/OpenType和文フォント使用可
※プロポーショナルフォント使用時は文字間隔に0.01指示
※縦文字可能 但し半角文字の使用には注意
※文字種1〜10+任意サイズ文字 での設定
寸法図形
※直線寸法のみ(直線+文字) 寸法グループ化有
※SXFファイル読込時のみ、
端点矢印引出線も含む特殊な寸法図形が扱える
ソリッド図形(線形、三角、四角、円周、全円、扇形、
弓形、円外側、円環)
ブロック図形(ブロック図形内にブロック図形も可能)
※マイナス倍率も指定可能
※AutoCADのような配列指定不可
※AutoCADのようなByBlock指定は不可
※データ数に制限無し(メモリの許す限り)
※画像の種類は標準でBMPのみ
Susieプラグインにより JPEG、TIFF、GIF、PNG等も可
画像の透過(特定1色を透明扱い)可能 α値指定ではない
※画像のJWW図面ファイルへの同梱も可
但しBMP化された上で gz圧縮される
※画像データは内部キャッシュメモリに入れられるがその最大容量は不明、ファイル数が多かったり巨大サイズなものがあると画面に表示出来ない場合が有り得る
レイヤー数:最大256
レイヤグループ16 × レイヤ16
レイヤグループ内にレイヤがあるというイメージです
レイヤグループ、レイヤには名前が付けられます
(最大254半角文字)
レイヤグループ毎に縮尺指定可能(1000/1〜1/3000000)
※AutoCADのようなByLayer指定は不可
線色
通常線色8色(画面要素色、プリンタ出力要素色)
補助線色1色(線色内容は図面データに含まれない)
SXF対応拡張線色256色(既定義16色、ユーザー240色)
ソリッド図形のみ任意色(フルカラー)使用可能
線種
通常線種8種、補助線種1種
ランダム線種5種、倍長線種4種
SXF対応拡張線種31種(既定義15種、ユーザー16種)
線幅
線色と対応
データ毎に指定可能
( 0指示:標準幅=線色対応、
1/100単位で1〜30000指示(0.01mm〜300mm) )
その他属性
ハッチ属性、寸法属性、建具属性、図形属性、曲線属性
画面描画機能
WindowsGDI、又は、Direct2D
コマンド体系
メニューから実行、ツールバーから実行
クロックメニューから実行
KEY設定によりキー実行、Autoモードから実行
ファイル入出力
図面データ
JWW形式(旧バージョン保存可能)
JWC形式(DOS版JW_CADデータ)
DXF形式(R12形式+α)
SXF形式(SFC、P21形式 レベル2、Ver.3.1)
※内部データがレベル2ネイティブ対応ではない為
直線、円弧等に分解される
SPEED形式(読み込みのみ)
図形データ
JWS形式(設定や画像そのものは入らないので注意)
JWK形式(DOS版JW_CADの図形データ)
その他
建具データ(JW_OPT1〜3x.DAT)
線記号変形データ(JW_OPT4x.DAT)
座標ファイル(TXT形式)
2.5Dからの3D-DXF出力
印刷
Windowsプリンター
(Windowsプリンタードライバーによる出力)
入力デバイス
キーボード
2ボタンマウスデバイス
3ボタン以上のマウス(ホイール利用可能)
タッチパネル(長押し右クリック処理は使えないので注意)
SirfaceDial
※wintab、DirectXのDirectInput、Xinput等には未対応
ユーザーカスタマイズ
建具データ(JW_OPT1〜3x.DAT)
線記号変形データ(JW_OPT4x.DAT)
外部変形機能(バッチファイル・座標ファイル)
※SDK、API、コマンドマクロ、OLE等は無し
ソフトウェアを作成するにあたって
どういう動作環境で
どのような内容の事を
どのようなインターフェイス、アルゴリズム、データ等で
どのように入力・処理・出力するのかを
明確に記述したもので
それによって、作成するまでの工程・工数・費用算出・見積書作成を行い、システム構築を行うかどうかの決定をする(予算、納期等を含む)というもので、仕様書はSE(システムエンジニア)等が顧客と協議の上で作成するが、顧客から後から仕様追加・変更が為される場合も多く、その際には別途料金・納期延長となっていくのが通例
JW_CAD(DOS版) の場合は、もともとは 作者氏が、作者自身のために作成したものであるから、明確な仕様書というのは存在しないかもしれない が それ以前に使用していたCADソフトと同じような画面・操作・内容は出来るように、プラスアルファで こういう事がしたい、というのはあったであろう 作成したものをネット上にアップし、それを使ったユーザーからの意見を参考にして、仕様や機能の追加変更を行っていき、Ver.2.22H で完結
Jw_cad(Windows版)の場合は、DOSからWindowsへの移行が本格化し、作者氏もWindows版を作成しようという気持ちになって、おそらくは、同じものを作っても仕方が無いので新しい物にしたい、という意味合いで、新しい画面・新しいインターフェイスで、旧来の JW_CAD にプラスアルファの仕様と機能を、という事で開発スタートされたのであろう
「Jw_cad for Windows 徹底解説リファレンス編」という書籍では、「JW_CADの特徴 〜DOS版からWindows版へ」という最初のくだりでは
・マウスの左右ボタンの使い分け
・ドラッグ操作とクロックメニュー
・ズーム操作
・パラメトリックな建具オプション
・包絡処理
・線記号変形
・日影図
・2.5D
・外部変形
・画像ファイルの表示
という項目がピックアップされています
また、「Jw_cad for Windows 徹底解説(操作解説編)2012-2013」という書籍では、Ver.7.11 のCD-ROMが添付されていて、冒頭の「Jw_cadの新機能と特徴」という章では
1.SPEEDフォーマットデータの読み込み
2.DXFファイル書き出し時に3DSフォーマットデータも同時書き出し
3.画像ファイルの表示
4.日影図
5.天空図
6.図面情報のコピーと起動オプション・タグジャンプでの利用
7.2.5D
8.ブロック編集とブロックツリー
9.画面ズーム操作
10.マウスの左右ボタンの使い分け
11.クロックメニュー
12.包絡処理
13.パラメトリックな建具コマンド
14.線記号変形
15.外部変形
16.SXF対応
という項目がピックアップされています
Ver.8 では、ヘルプにて
◆Version 8.00 (2015/01/12)とあるようにバージョンアップによって機能追加・変更・削除が行われています
・画面表示にDirect2Dを使用するようにした。
・Windows8 のタッチ操作に 対応した。
(ピンチまたはストレッチによるズーム、スライドによるスクロール)
・Shift+両ボタン(または左ボタ ン)ドラッグで、画面がスライ ドするようにした。
(基本設定→[一般(2)] で左ボ タンドラッグによるスライドを指定したときは、包絡コマンドの[Shift+左ボタン]による中間線消去は使用できない)
・ファイル選択にコモンダイアログを使用できるようにした。
(基本設定→[一般(1)] )
・建具(平面、断面、立面)でソリッド図形と楕円を使用できるようにした。
(フォルダー「変更建具データ」内の「JW_OPT1.DAT」、「JW_OPT3.DAT」のデータ説明参照)
・記号のソリッド図形に一部機能を追加した。
(フォルダー「変更建具データ」内の「JW_OPT4.DAT」のデータ説明参照)
・ファイル名の部分表示を追加し、印刷時に使用 できるようにした。
&fsn (n=1〜9):半角スペースで区切られたファイル名の左から数えてn個目の文字列
例:ファイル名が「A-1001 2階平面 詳細図3」のとき
「&fs1」→「A-1001」、
「&fs2」→「2階平面」、
「&fs3」→「詳細図3」
・AUTO以外で[消去]を2回選択すると連続範囲選択消去、[寸法]を2回選択すると寸法角度が 90°と 0°の切換えになるようにした・
(環境設定ファイル「S_COMM_9」の 4 を参照)
・FILE選択ダイアログの画面最大分割数を32まで設定できるようにした。
(環境設定ファイル「S_COMM_0」の 10 を参照)
・環境設定ファイルの「文字入力ダイアログの縦サイズ」の標準値を変更した。
(環境設定ファイル「MSET」の 5 を参照)
・包絡に「建具線端点と包絡」を追加した。
・分割コマンドに円全周分割を追加した。
(分割数入力→右クリックで分割始点指示→分割する円を右クリックで指示)
・DXF出力の際、線種名が空の線が出力されエラーとなる現象を回避した。
・3DS出力を廃止した。
・インストーラーに InstallShield を使用するようにした。
現行、Ver.8.25a ですが
「Jw_win.txt」より
-----------------------------------------------------------------とあるように、動作環境は Ver.6.21a までの
【ソフト名】 2次元汎用CAD Jw_cad Version 8.25a
【登 録 名】 Jww82453.exe Jw_cad Version 8.25a
【動作環境】 Windows 8, 10 ,11
【著作権者】 Jiro Shimizu & Yoshifumi Tanaka
【使用言語】 Microsoft Visual C++ in Visual Studio Community 2019
【掲載月日】 2022/04/10
-----------------------------------------------------------------
開発環境を Visual Studio 2013 からVisual Studio 2019 に変更しました。それに伴い、インストーラーの生成を、InstallShield から Inno Setup に変更しました。そのため、インストールの細かい雰囲気が変わっていると思います。
「Windows95, 98, Me/ NT4.0, 2000, XP, Vista」
とは大きく変わっています
「Windows 8, 10 ,11」とありますが
Windows Vista、7、8.1 でも動作しています
動作PCは、日本・日本語環境である必要があります
Jw_cad は 32bitアプリケーションであり、64bitアプリケーションではありません
そのため、PCにメモリ16GBを入れていたとしても、Jw_cadで扱えるメモリは最大 3.2GBとなります
それでは Jw_cad のデータ仕様について見ていきましょう
https://www.jwcad.net/jwdatafmt.txt
文字コード:ANSI(ShiftJIS)
すべてにおいて Unicode文字は使えません
図面用紙サイズ
A0〜A4、2A、3A、4A、5A、10m、50m、100m
縦向き無し ユーザー任意指定無し
データ種別
直線
円弧(全円、楕円、楕円弧、含む)
点(仮点、点マーカ含む)
文字(画像参照文字列により画像表示も可)
※フォントは TrueType/OpenType和文フォント使用可
※プロポーショナルフォント使用時は文字間隔に0.01指示
※縦文字可能 但し半角文字の使用には注意
※文字種1〜10+任意サイズ文字 での設定
寸法図形
※直線寸法のみ(直線+文字) 寸法グループ化有
※SXFファイル読込時のみ、
端点矢印引出線も含む特殊な寸法図形が扱える
ソリッド図形(線形、三角、四角、円周、全円、扇形、
弓形、円外側、円環)
ブロック図形(ブロック図形内にブロック図形も可能)
※マイナス倍率も指定可能
※AutoCADのような配列指定不可
※AutoCADのようなByBlock指定は不可
※データ数に制限無し(メモリの許す限り)
※画像の種類は標準でBMPのみ
Susieプラグインにより JPEG、TIFF、GIF、PNG等も可
画像の透過(特定1色を透明扱い)可能 α値指定ではない
※画像のJWW図面ファイルへの同梱も可
但しBMP化された上で gz圧縮される
※画像データは内部キャッシュメモリに入れられるがその最大容量は不明、ファイル数が多かったり巨大サイズなものがあると画面に表示出来ない場合が有り得る
レイヤー数:最大256
レイヤグループ16 × レイヤ16
レイヤグループ内にレイヤがあるというイメージです
レイヤグループ、レイヤには名前が付けられます
(最大254半角文字)
レイヤグループ毎に縮尺指定可能(1000/1〜1/3000000)
※AutoCADのようなByLayer指定は不可
線色
通常線色8色(画面要素色、プリンタ出力要素色)
補助線色1色(線色内容は図面データに含まれない)
SXF対応拡張線色256色(既定義16色、ユーザー240色)
ソリッド図形のみ任意色(フルカラー)使用可能
線種
通常線種8種、補助線種1種
ランダム線種5種、倍長線種4種
SXF対応拡張線種31種(既定義15種、ユーザー16種)
線幅
線色と対応
データ毎に指定可能
( 0指示:標準幅=線色対応、
1/100単位で1〜30000指示(0.01mm〜300mm) )
その他属性
ハッチ属性、寸法属性、建具属性、図形属性、曲線属性
画面描画機能
WindowsGDI、又は、Direct2D
コマンド体系
メニューから実行、ツールバーから実行
クロックメニューから実行
KEY設定によりキー実行、Autoモードから実行
ファイル入出力
図面データ
JWW形式(旧バージョン保存可能)
JWC形式(DOS版JW_CADデータ)
DXF形式(R12形式+α)
SXF形式(SFC、P21形式 レベル2、Ver.3.1)
※内部データがレベル2ネイティブ対応ではない為
直線、円弧等に分解される
SPEED形式(読み込みのみ)
図形データ
JWS形式(設定や画像そのものは入らないので注意)
JWK形式(DOS版JW_CADの図形データ)
その他
建具データ(JW_OPT1〜3x.DAT)
線記号変形データ(JW_OPT4x.DAT)
座標ファイル(TXT形式)
2.5Dからの3D-DXF出力
印刷
Windowsプリンター
(Windowsプリンタードライバーによる出力)
入力デバイス
キーボード
2ボタンマウスデバイス
3ボタン以上のマウス(ホイール利用可能)
タッチパネル(長押し右クリック処理は使えないので注意)
SirfaceDial
※wintab、DirectXのDirectInput、Xinput等には未対応
ユーザーカスタマイズ
建具データ(JW_OPT1〜3x.DAT)
線記号変形データ(JW_OPT4x.DAT)
外部変形機能(バッチファイル・座標ファイル)
※SDK、API、コマンドマクロ、OLE等は無し